今月紹介する絵本は、作 /筒井 頼子 ・絵 /林 明子の「はじめてのおつかい」です。
主人公は五歳の女の子みいちゃん。ある日お母さんに牛乳を買ってきて欲しいと、おつかいを頼まれるところからストーリーが始まります。子どもの気持ち、自立を願う親の気持ちがさりげない絵の中から臨場感いっぱいに伝わってきます。何気ない出来事がこんな物語になるんですね。
林明子さんの絵本はどれも子どもの心の揺れや成長があたたかなタッチの中に感じられ大好きです。
今月の絵本
ちいさいおうち
バージニア リー バートン文、絵 石井桃子訳
あけましておめでとうございます。今年もみなさまが明るく幸せな1年でありますようにお祈り申し上げます。
さてさて今年1冊目の絵本は、皆さんよくご存じだと思います「ちいさいおうち」です。
私がまだ小さかった頃大好きだった絵本です。表紙もむかしのままです。良い絵本は昔も今も魅力的です。おうちの周りがどんどん変わっていってもいつもおうちは変わらずにそのにある。そこに生活している人々は変わっていくけれどそこにおうちはあって、またヒトが戻ってくる。ちいさいおうちは家族そのものなのかもしれません。まあ小さいときにこんなこと考えていませんでしたけど。今年も宜しく。